主な症状 |
痛の原因には大きく分けて「老化」、「外傷」、「内臓の病気やストレス」の3つの要因があります。原因やきっかけがはっきりわかる典型的な腰痛のときは2〜3日様子をみて、その間に痛みが軽くなったり、なくなるようであればそれほど心配ないでしょう。一方、原因不明で腰以外にも症状があったり、安静にしていても痛むような場合は早めに専門医の診察を受ける必要があります。
臀部から脚にかけての、痛みやしびれ・脱力感は、椎間板ヘルニアや脊髄症などによる神経性の痛みのおそれがあります。
荷物を持ち上げる時などに突然腰部に生じた痛みは、腰部の筋肉や靭帯などの損傷により発生する、痛みを引き起こす化学物質と、その損傷した部位への物理的な負担によるものである疑いが強いです。
痛みがいつまでも軽減せず、またかえって強くなっていたり、 体を動かさずにじっとしていている時や、夜、床についても相変わらず痛むような時は、内科や
泌尿器科・婦人科の問題 によるものである疑いが強いです。
力学的な力が加わり、組織が構造的に変形することで起こる腰痛 が、特に原因がないのに腰が痛むというものの多くであると考えられます。
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漢方治療 |
中国漢方における腰痛のとらえ方ですが、腰は腎の府(容器)と、古人はいっています。腎は水分の調節だけでなく、発育や生殖をもつかさどる大事な臓器であり、その腎は腰に納まっているというわけです。腰痛には多くの場合、腎虚が関係しています。腎が弱くなると腰も弱り、また、その逆も起こります。
腰痛がはじまり、ギックリ腰をくり返すようになるのは、腎がパワーダウンしてくる40代以降。そのため腰痛やギックリ腰の治療には、腎虚を改善する補腎薬が効果をあらわします。
また漢方薬では、冷やすとかえって痛みの増す腰痛には活絡丹(かつらくたん)、体力のない虚弱者むきの独活寄生湯(どっかつきせいとう)、患部が重く痛み、浮腫や水がたまる夕イプむきの意似仁湯(よくいにんとう)などがよく知られています。適応する方剤にめぐりあえば、整形外科で思ったほど治療効果のあがらなかった腰痛にも効きます。ただし、老化現象によらない腰痛では、がんや腎臓結石によるものがあります。注意してください。
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お勧め改善アイテム |
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トウドッカツ、桑寄生をはじめ、16種類の植物性生薬から抽出したエキスを丸剤としたものです。
栄養を補い、通りを良くして、痛みの原因を改善します。 |
<顆粒>
30包入 ・ 60包入 |
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一口アドバイス |
痛みがあるうちは運動をしてはいけません。痛みがおさまれば、腰痛体操をしてみましょう。主に足の裏筋とアキレス腱を引き伸ばすストレッチ運動を中心に行うと効果が期待できます。但し、内臓の病気から来る腰痛もありますので、長引いたり、慢性的になっている方は是非一度ご相談ください。 |
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