「冷え性」は医学的に表現すれば「抹消血管の血行障害」といいます。
簡単に言えば「血行不良」で、手や足などの体の末端の部分で血行が悪くなっているということです。
体内で起こるメカニズムから説明すれば、毛細血管の入口にある細動脈の平滑筋が収縮して毛細血管へ血液が
送られなくなることにより毛細血管の周りの細胞温度が下がってくる状態です。
冷え性の原因には、上記のような女性に特有の原因のほかに、 もう一つ特に重要な原因として「塩分の取り過ぎ」があります。塩分が身体の中に取り込まれると、
「血液中の塩分濃度を一定にしよう」という働きにより、細胞の水分が血液の中に入ってきます。
増えすぎた血液は、肝臓の処理能力を超えてしまい血液の流れを悪くし「冷え性」へとつながっていくのです。
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